「ねぇ、天司（ヒロ）君！！

　何よ！　【ブルーローズ】って……！？」

　舞美が天司（ヒロシ）を気遣い、肩を揺さぶりながら訊いた。

「え…、あァ～、ブルーローズか……！！」

　天司（ヒロシ）の心は、ここに在らず、と言う感じだ。

「大丈夫…！！　ねぇ…？」

「ああ…、ブルーローズは……

　奇跡の薔薇（バラ）の事さ……！！」

「奇跡の……！？」　

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