第156話

《だ、だって……》

『だってじゃねぇ…!!

 解ンなかったら、黙って聴いてろよ!!

 子供ガキか! お前は!!

 オレが頭のおかしなヤツだと思われるだろう!!』


《え……? あ、あァ~……》


 舞美の顔は、心なしか蒼醒あおざめていた。


「『ハッハハ……ッ、ちょッ、悪い…!

 最近、寝不足で、さァ~ー……』」

 天司ヒロシは何とか、誤魔化そうと躍起だ。


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