第153話

 気づくと、背中に柔らかな胸を押し当て舞美がパソコンの画像を覗き込んでいた。


「何よ! どうして急に、ブラディジョーカーの事なんか、検索すンの……」

 舞美は、おんぶする形でオッパイを密着させ訊いた。


「い、いや…、岬 優真の事で……

 ちょっと……」

 曖昧に天司ヒロシは応えた。

「だって、岬 優真は殺されたンでしょ……」

《え……?》

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