朝のお守り言葉。

第346話 今日の言葉

無闇矢鱈（むやみやたら）がダメな理由

■解説■━━━━━━━━━━━━

無闇矢鱈（むやみやたら）の無闇（むやみ）とは、

当てずっぽうで

計画性のないことを指し。

無闇矢鱈の矢鱈（やたら）とは、

雅楽（ががく）の夜多羅拍子（やたらびょうし）に由来する。

夜多羅拍子は

独特のリズムから

合奏に向かないとされ。

転じて、

節度無く無茶苦茶な様を示す。

よって無闇矢鱈（むやみやたら）とは、

「結果を考えない愚かなこと」

または「その行い」を指している。

ダメな所以（ゆえん）は言葉の意味通り。

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人間（ひと）の心の有（あ）り様（よう）も

心ゆえの考え方も

陰陽（いんよう）あって巡り巡る。

巡っている。

照（て）る陽（ひ）もあれば陰（かげ）る夜（よ）あり。

陰る夜の闇がなければ日も差さず。

だから━

無闇は心欠く行為であり。

浅はかなことだともいえる。

無闇矢鱈（むやみやたら）ではなく、

熟知深慮（じゅくちしんりょ）を。

つまり、理解深めて思いやる心を。

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今日も1日、すこやかにおすごしください。