朝のお守り言葉。

第316話 今日の言葉

否定されるよりつらいのは、

薄氷より薄い、ただの肯定しぐさ。

■解説■━━━━━━━━━━━━

真っ向から否定されるのは、

逆に信頼するに値する場合がある。

自身、

もしくは自身の信条を

否定されるのはつらい。

けれど。

伝えてくれた人は、

本音、本心を包まず話す

むしろ正直な人なのだとも言える。

もしくは心根か実年齢が幼い人。

（だから自身も相手も理解しやすい）

実は本当につらいこととは、

一見、肯定のリアクションにある。

あなたを盲目的に信じる人は、

あなたをフィルター越しに見てる。

己の都合で、

自身の理想をただ見てる。

あなたに合わせただけの人は、

「なるほど」「うん、そうだね」と

言った先からあなたの言葉を忘れる。

なぜなら適当な相槌にすぎないから。

削り残したカキ氷用の氷の欠片くらい

薄い、薄い、肯定のリアクション。

それはもちろん、

信頼に値するものではないし、

気づいたあなたを何重にも傷つける。

もし、あなたに思い当たる人あらば、

静かにジャッジすればよい。

もし、あなたが傷ついたなら、

伝わる熱さと強さを求むがよい。

否定も肯定も

熱伝導で溶かすほど

あなたの思いを伝えるように。

あなたの思いが伝わるように。

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今日も1日、すこやかにおすごしください。