穴熊

シャーペンの芯がまって

なかなか出てきそうにない

暗がりから明るい方へ目をやると

色彩が容赦なくぼくにつかみかかる


画面の中で輝いているきみは

やり過ごさなかったのか?

それとも やり過ごしたまま

そうしてそこで笑ってる?


ゴソゴソッ。ゴソソ


穴熊あなぐまはひとり

短い芯を抜きとると

青黒い巣穴へと帰っていった


光の匂いをぎながら

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