第74話:ルーミルとハナ

 ――ルーミルとハナの対峙


「それにしても……てめぇが丁寧な言葉を使うのには慣れねぇな。嗚咽が出るぜ」

「……あなたと違って私は大人ですからね。四年もあれば、理性を制御出来るモノです」

「血眼になりながら俺を殺そうとしていたくせに、生意気な」

「単細胞には理解できないのはしょうがありません」


 ガギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!!!!!!!!!!


「もう、奇襲なんて失礼ですね。殺すのは私なんですから」

「やってみろよ、脳筋女。まずは、お前の苦手な心臓から引き裂いてやる」

「では、私はあなたの苦手な目玉でも狙いましょうか」


 ガギィィン!!!

 ゴギィィィィィィィン!!!!!

 ズギィィィィィィィィィィィィィン!!!!!!!!


 ……

 ……

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