そして、それは彼女に受け継がれ……。

熊雑草

序章・切っ掛けの少年  1(説明:騎士の階級)

 この世界では人々の直ぐ側に命を脅かす脅威が存在し、それらを排除するために剣と魔法が存在していた。過去にはモンスターと呼ばれる存在も居たが、今ではなりを潜め、近づかなければ害のない数種の個体しか存在していない。


 ――では、何が脅威を生んでいるのか?


 それはかつて厄災を生んだモンスターが姿を消して残った、同じ“人”であった。


 ――世界には、まだ秩序が定まっていない。

 ――世界には、まだ差別が残っている。

 ――世界は、まだ一つになり切れていない。


 物語は、そんな六つに別れた一つ……竜の頭から始まる。


 …


 騎士の国ノース・ドラゴンヘッド――。

 ドラゴンヘッド大陸に二つ存在する国の中で北に位置する国であり、騎士が国を治め、政治の中心にある国。

 その国の王都の堅牢な要塞のような城壁の前に掲示板が設置される。

 誰もが見慣れたその光景は、騎士見習いから騎士への第一歩を叶える試験の結果の発表である。

 人垣を作っているのは見習いの修練期間を終えた者達で、ほとんどが血気盛んな若い者ばかりだが、年齢制限がないため、中には傭兵上がりの熟練者も混じっている。

 その張り出された試験結果に受験生の歓喜の声が溢れる。

『受かって当たり前とはいえ、やっぱり嬉しいもんだな』

『まあな。騎士は、いつでも人手不足。戦のたびに減っていくから、定期的に追加しなくちゃならない』

『それに騎士に向かない奴は見習いの修練期間にやめている。だから、名ばかりの試験に落ちる奴なんか、ここには居ないよ』

 しかし、そんな受ければ受かるような試験結果が張られる掲示板を見ながら、一人の少年が顔を引き攣らせていた。

「ま、また落ちた……」

 少年の声は周りの歓喜の声にかき消され、誰も少年の雰囲気に気が付いていない。

『いや~、こんなおじさんになっても試験受けるとは思わなかったな~』

『でも、簡単だったでしょう? 必要書類に必要事項を書くようなものですし』

『そうだな! こんな試験に落ちる奴は、字が書けない奴ぐらいだな!』

 ガーン!と、頭を打たれたような衝撃で試験に落ちた少年が頭を傾けた。

 それもそのはず、この試験結果により、不名誉な記録がまた更新されたのである。

(よ、四年連続の落第記録……)

 誰もが成し得なかった、恥ずかしい記録が更新されてしまった。もう少し詳しく言えば、年に三回行われる試験を四年――合計回数にすると十二回落ちたということになる。

 普通の受験者は一回でこの試験を合格しており、少年が試験を受ける前までの落第最多記録も三回ということから、試験の合格難易度は高くない、はずなのだが……。

「何で、俺は受からないんだ――ッ!」

 あまりの意味の分からなさに、少年は叫んでいた。

 その叫び声に周りは一歩飛び退き、少年は輪の中に取り残されるように孤立した。

 そして、その輪の中心を見るように受験生たちの目が集まり、落ちたのが誰か分かると、受験生達はヒソヒソと話し始める。

『また、あの人だ』

『一体、どういう人なんだ?』

『私は、あの人に戦場で助けて貰ったことがありますよ』

『あの人、実技は抜きん出てたけど……』

『じゃあ、筆記?』

『筆記試験で落ちたの⁉』

『だって、あれって基本しか出てないじゃないか⁉』

『ひょっとして、馬――』

 受験生一人が言ってはいけないが最後の言葉を飲み込むと、辺りは静まり返った。

 がっくりと項垂れた少年が踵を返す。

「これから報告か……」

 少年がトボトボと歩き出すと、同情と憐みの目を湛えながら受験生達の人波が二つに分かれていく。

 その別れた人波を見て少年は溜息を吐き、重い足取りで家路に着くのであった。


 …


 試験に落ちた少年の名前は、イオルク・ブラドナー。黒髪に黒目で、十五歳のくせに一般の大人よりも頭一つ分高いが、まだ顔立ちに少年の面影を残す最下級の騎士候補だ。そして、騎士の名家ブラドナーの三男坊にして、現在進行形の問題児である。

 イオルクは重い足取りで家路に続く王都の石畳を歩き、何処に寄るでもなく幽鬼のようにふらふらとした足取りで実家へと向かう。

(何で、受かんないかなぁ……)

 そして、自分がどれだけ時間を掛けて家に着いたかも分からぬまま実家の大きな門を抜け、広い庭から屋敷へと続く途中でイオルクは声を掛けられた。

「その顔だと、また記録を更新したようだな」

「ジェム兄さん……」

 イオルクが首を回した先に居たのは、イオルクの兄にしてブラドナー家の次男・ジェムだった。既に城へ勤め、国の議会にも認められた優秀な騎士である。背はイオルクよりもやや高いぐらいで、長い髪を後ろで軽く縛っている。

 説明が前後したが、ブラドナー家の男子は代々黒髪黒目を持つため、ジェムもイオルクと同じ黒髪に黒目だ。

 今日は非番のため、ジェムは趣味の家庭菜園に合わせて鎧ではなく前掛けを装備して手には籠を待ち、精魂込めて育てた野菜の収穫中だった。

 ジェムが野菜の収穫を中断して不出来な弟に歩み寄ると、力ない声が返って来る。

「ジェム兄さん、質問していいかな?」

 ジェムは軽く右手をあげて促す。

「ああ、どうぞ」

「俺は馬鹿なのかな? 正直に言うけど、試験に落ちる理由が分からないんだよね」

「それは私も同じだ。父上に頼まれてお前の勉強を見ていたが、問題があるとは思えない」

 イオルクの度重なる落第はブラドナー家全体の問題になっていた。試験勉強に関してはジェムも付きっ切りで行っており、その中でも比較的間違えそうな問題をイオルクに解かせて間違いがないかを確認することをしている。

 そもそも誰でも受かるような試験に特別なアドバイスもなく、過去の問題を解かして採点する分には、問題は見受けられないのだ。

「ジェム兄さんの力で、俺の試験内容を確認することは出来ないかな? そうすれば、次から気を付けるんだけど――」

 イオルクの言葉の途中で、ジェムは右手を開いて突き出す。

「それは出来ない。知っての通り、試験の結果内容は公開しないことになっている」

「……そうだよね」

 王の命令で行われている試験結果の内容は、どんな手を使っても公開することは出来ない。

 溜息混じりに諦めを口にした弟の背に、ジェムは手を置く。

「さあ、私も一緒に行くから」

 肩を落とすイオルクを励ましながら、ジェムは父の待つ屋敷へと付き添った。


 …


 ブラドナー家の屋敷は武人の家らしく装飾が少なく堅牢なイメージが強い。がっしりとした石造りでありながら、職人たちが技を凝らしたであろう石壁の石は均一に磨かれており、力強さと優雅さを兼ね備えている。正面から見える二階の広いテラスは、イオルク達の父親の部屋へと続いている。

 テラスの下にある大きな両扉から踏み入った広い屋敷の中は、物が少なく、高い天井を支える石柱が際立っている。代々のブラドナー家の当主達は、物よりも頑丈さに固執する習性があったようで、もしかしたら、自分の家すらも戦場の中の要塞と同じに見立てていたのかもしれない。

 そんな屋敷の太い石柱を回り込むようにして、イオルクはジェムに付き添われながら二階への階段を上がる。そして、二階へ上がると、直ぐに父の部屋の扉が目に飛び込んできた。

 しかし、これから伝える結果が結果だけに、イオルクは、どのように切り出そうかを考えると扉をなかなかノックできなかった。

 仕方なくジェムがイオルクに代わり扉を二回ノックすると、『どうぞ』という返事が直ぐに返ってきた。

「失礼します」

「……失礼します」

 木彫の大きめの机で書類に羽ペンを走らせていた、貴族らしい絹の服に袖を通した初老の男性は手を止め、立ち上がって椅子をイオルクとジェムに向けると、また腰掛け直した。

 この初老の男性こそが、ブラドナー家の当主であり、イオルクとジェムの父である。名をランバートと言い、長身でがっしりした体つきをし、立派な髭を生やしている。今は現役を引退し、国の議会の役員を務めている。

 そのイオルクの父であるランバートは、覇気のないイオルクの声で既に察していた。

「落ちたようだな」

「分かる?」

 イオルクは笑って誤魔化すように頭に手を当てた。

 落第が十も超えれば落ち込むことにも慣れる反面、立ち直るのにも慣れてくる。時間が経ち、イオルクは段々と開き直り始めていた。

 ランバートは思わず溜息を吐く。

「私は、いつになったら、お前に一族の技を伝授できるのだ?」

 ランバートの口から出てきた一族の技とは、騎士の家系であるブラドナー家の一族が脈々と受け継ぎ、昇華させてきた秘伝の戦闘術である。

 継承する戦闘術は剣術、槍術、ナイフ術、棒術、弓術、格闘術、槍術……と、他にも多岐に亘り、一族の者は、あらゆる戦闘術の基礎を最初に学び、試験を合格して騎士となった時、自分にあった戦闘術を一つだけ選ぶことになる。

 ブラドナーの一族は、一つの武器の使い方を受け継ぎ、昇華し、足跡を記し、次の子孫達に伝えて栄えてきた一族なのである。

 そして、今、ブラドナー家には二人の継承者が居り、長男・フレイザーは大剣術を選択し、次男・ジェムは槍術を選択している。もう随分と前に見習いを終えて騎士となり、当主であるランバートが管理している一族の秘伝の本を受け継いで一族の使命を始めている。当然、見習い騎士の卒業試験に落ちるようなことはない。末弟のイオルクだけが、秘伝の本を得る資格を未だ手に入れていないのである。

「俺も本当は、さっさと次の段階に行きたいんだけどなぁ……」

「暫くは基礎練習だな。また相手になるから」

 ジェムはイオルクの肩を叩いて励ますが、この事態は一族始まって以来の大問題である。

 名家の名に傷がつくだけではなく、秘伝の技の伝授が遅れれば、その分だけ大成するのが遅くなるのだ。逆算すると、既にイオルクは四年の月日を無駄に過ごしていることになる。

「ジェム。一体、何が原因か分かるか?」

 ランバートの問い掛けに、ジェムは困り顔を浮かべて答える。

「私の見る限り、問題は見当たりません。実技、筆記ともに合格点に達していると思います」

 ランバートは腕を組み、苦々しく呟く。

「合格基準に達していて、何故、受からないのだ? 分からないな……」

 今、ブラドナー家では、イオルクの試験落第が一番の問題になっていた。


 …


 ブラドナー家の家族が頭を悩ませている頃――。

 ノース・ドラゴンヘッド城のお姫様の部屋では、この国の姫ユニス・チェスロックが小さな体に相応しくない大きな木彫の映える机の前の椅子に体重を預け、自分に仕える女騎士ティーナ・クーガンに話し掛けるところだった。

 話し掛ける姫は、まだ十歳の幼い少女であり、腰まで伸びた綺麗な茶色の髪に茶色の瞳。お姫様らしく着ているものは簡素な作りであってもドレスである。

 一方の女騎士は十八歳。女性にしては高い身長に背中の肩甲骨ぐらいの長さの銀髪を靡かせ、黒い瞳には凛とした気高さを宿らしていた。腰の左横にはレイピアを携帯し、城の中のため、戦闘用の鎧ではなく軽装の銀の鎧を装備している。

「聞いたわよ。例の子、また落ちたのですって?」

「はい」

 ユニスはクスクスと笑っている。

「面白いわね。普通、一回で受かるのでしょう?」

「その通りです」

 再びユニスはクスクスと笑い、可愛らしかった眼が悪戯でもするような眼に変わっていく。

 両手を組んで顎の下に持ってくると、ユニスは思い付きを口にする。

「わたしも、やってみようかしら」

 ティーナは左手を返して確認する。

「やるというのは、筆記試験ですか?」

「実技は無理でしょう?」

「はい。怪我をされては困ります」

 ユニスはニコニコと笑みを浮かべたまま悪戯をするような眼に好奇心を加える。

 それを見たティーナは困った顔を浮かべながら訊ねる。

「あの……本気で筆記試験を?」

「ちょっとした、お遊びよ」

「反対しても、気持ちは変わりませんか?」

「ええ、変わらないわ」

 この顔を浮かべたユニスには、何を言っても説得できない。

 長年の経験からそう判断して、ティーナは諦めた。

「……先日行われた試験用紙を用意します」

「ええ、お願いね」

 ユニスに手を振られて送り出されたティーナは、ユニスの部屋を出て即座に溜息を吐いた。(姫様にも困ったものだ)

 ティーナは足早に歩き始めた。姫という待遇から身の回りの警護の安全性を踏まえ、ユニスの部屋までの経路は少し入り組んでいるためである。

 共通で使われる連絡通路までいくつかの階段を上り下りし、城の重要な書類を補完する管理室まで五分ほど時間が掛かった。そして、機密保持の高い試験用紙と回答を姫様の命令ということで特別に手に入れる。

 ざっと見た試験用紙は、自分が受けた時と大差なく感じ、当たり前のことが問題に出ているだけで、ティーナは逆に落ちる方が困難に感じるぐらいだった。

 更に五分後、ティーナがユニスの部屋に戻ると、ティーナは『御望みのものです』と試験用紙をユニスの机に置いた。

 ユニスは見やすい位置に試験用紙を引っ張り、両手で頬杖を突いて試験用紙を見る。

「これが、そうなのね?」

「はい」

「何点以上で合格なのかしら?」

「七十点以上です」

「ふ~ん……」

 ユニスが流し読みを始めたので、ティーナが補足を含めた説明を入れる。

「騎士の補充を目的にしているので、試験の内容は、それほど難しくはありません。また、どれも選択問題ですから、問題をしっかりと読めば、大凡の答えは導き出せます」

「なるほどね」

 流し読んでいる問題用紙の難易度を理解したのか、ティーナの説明に納得したのか、ユニスは机の上のペン立てからペンを取り、サラサラと試験用紙に回答を入れ始めた。

 その時間は、ティーナが用紙を取りに行っている時間にも満たなかった。直ぐに全ての答えを書き終えて、ユニスはペンを元のペン立てに戻す。

「終わったわ」

「もう、ですか?」

 頷いて返事を返し、ユニスは書き終えた試験用紙を片手で摘まんでヒラヒラと振る。

「これ、思っていたよりも難しくないわよ。実戦で使う専門的なところは分からないところもあったけど、戦いの素人のわたしでも分かる、基本的なことしか書いていないもの」

 ユニスが回答を書いた試験用紙をティーナに差し出す。

「採点をしてもらえる?」

「試験用紙を預かります。それと、机を借ります」

 ティーナは試験用紙を受け取ると、ユニスの机を借りて採点を始めた。

 選択問題のため丸付けで済み、こちらはユニスの時間の半分ほどで終わった。

「八十二点ですね」

「でしょう? 何の知識もない素人でも、やっぱり、それぐらい取れるわよ。七十点以下なんて、何回も取れないわ」

「はい。見習いの試験は、筆記よりも実技に重点が置かれていますから」

「じゃあ、例の子は、実技が悪いのかしら?」

「それはありません」

 ユニスは首を傾げる。

「何故?」

「名門と名高いブラドナー出身の者です。それに……彼は、この三年間だけならこの国で一番敵を殺しています」

「……何、それ?」

 試験の落第回数と違い、それは気持ちの悪い報告だった。

「理由はあります。まず、戦闘回数。見習いは実戦を覚えさせる為にも、色々な戦場に送り出されます」

「経験を積ませるのね」

「はい。それ以外にも数を揃える為だけに正規の騎士の代わりに借り出されることもあり、戦闘回数は更に増えます。そのため、派遣される回数は騎士の階級で一番多くなります。……言い方は悪いですが、見習いは使い捨てにされる場面も少なくないのです」

「酷いわね……」

「しかし、優秀な者を残せなければ、いざという時、国は根幹から崩れます。そして、その優秀な者を救済するのが試験と考えてください」

「言い分は分かるわ。……そういう職業ですものね」

「はい」

 戦をする以上、綺麗ごとだけでは済まないこともある。時には、人を数字や性能で選り分けなくてはいけないこともある。そして、それがこの世界を生きる人々の常識なのである。

 ユニスは僅かに姿勢を正し、机の上で両手を組む。

「話は戻るけど、何で、例の子が一番なんてことになるの? 他の見習いの騎士は、そんなことにならないわよね?」

 ティーナは静かに頷く。

「戦闘回数については、先ほどの説明の通りです」

「ええ」

「そして、そこに四年も在籍していたこと」

「それも分かるわ」

「最後に実力。ブラドナー家で鍛えられた彼の戦闘能力は、極めて高いと思われます。他の見習いと比べて、一回の戦での戦果が違うはずです。なにより、幾多の戦場に投入されて死亡することや大怪我をすることがないからこそ、連続で戦場に送られることになります。これは言い換えれば、強さの証明とも言えるでしょう」

 ティーナの説明に納得するように、ユニスは頷く。

「興味が湧くわね、その子」

「そうでしょうか? 四年も筆記試験で落ちるなど、私は、何処か得体の知れない感じがします」

 ユニスは組んでいた両手を解いて椅子に体重を預けると、静かに目を瞑る。

「面白いわ。その子、わたしの直属にしましょう」

「え?」

「だって、今、わたしの騎士は貴女だけですもの」

「それは、姫様が拒んでいるからで――」

「だから、決めたじゃない」

 ユニスの軽はずみな言動に眉がつり上がり、ティーナの語気が強くなる。

「何故、そのような者を選ぶのです! もっと、優秀な騎士を選んでください!」

「優秀じゃない。一番敵を倒しているのでしょう?」

「そういう意味ではありません!」

 ユニスは片目を開けて、右手の人差し指を向ける。

「貴女も心配でしょう? さっき、わたしを一人にして……。貴女が居ない時は、常にわたしは一人なのですもの」

「それは……それでも、いけません! 何より階級が足りません! 最低でも、鉄の鎧を身に着けるまでにならないと、城には――」

 ティーナの言葉を遮り、ユニスは右手の掌を開く。

「貴女、重要なことを忘れているわよ」

「は?」

「わたしの権限で二階級特進できるでしょう」

「見習いに使うのですか⁉」

「そうよ」

「前代未聞です!」

「わたしが初めてか……。そういうのもいいわね」

 ユニスはクスクスと笑っている。

 このあと、ティーナの粘り強い説得が続くも、結局、ユニスへの説得は失敗するのであった。



 ◆


 騎士の階級について


 黄金の鎧…国の議会に推薦され、王に認められた騎士団長の実力がある騎士。

 白銀の鎧…国の議会に認められた騎士団長の実力がある騎士。

 鋼鉄の鎧…騎士団長に認められた中核を担う騎士。

 鉄の鎧…騎士団の一般兵士を担う騎士。

 銅の鎧…騎士としては、一番身分の低い階級。皮の鎧での能力査定に合格した騎士。ここで騎士としての一般教養を叩き込まれる。また、鉄の鎧以上になると城にある部隊への編入が義務付けられるので、城でのマナーやルールも覚えさせられる。

 皮の鎧…見習い騎士。個人の能力を見極め、人数を合わせるために借り出されることもある修練生。


 ◆

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