茶色くてカサカサしたアイツ

 自宅の前に奴が出た

 流線型のフォルムに

 素早い動き

 一位二位を争うほど

 嫌われ者のアイツだ

 私は半狂乱で スプレーを噴射し

 息の根を止めてやったが

 触るのは嫌なので

 鳥か虫か雨風に処理は任せて

 その場を立ち去った

 あれから一週間が経った

 アイツはまだ其処に居る

 これからも居る

 見かけるたび悲鳴を上げている

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