最強テイマーになりたい！

-第１話-テイマー？

「おはよう。やっと起きたんだ」

「やっとって...今何時だよ？」

「何言ってるのオリバー。もう１２時過ぎてるよ」

「えっ...」

　できたてのいい匂いのするパンを机に置いてくれた

「ほら。お腹空いてるでしょ。早く食べれば？」

「ありがとう、リリー」

　朝食（昼食？）を食べ終わって、僕は昨日何があったか知りたかったので神父さんに会いに教会へ行った。

「忙しそうですね。どうしたんですか？」

「昨日のお前のスキルで[入れ替え]ってあっただろ。あれがなんで見れなかったのか調べているところだ。」

「で、何か見つかったんですか？」

「スキルのランクには、スキル、レアスキル、スーパースキル、レジェンドスキル、オンリースキルの５つのランクがあることは知ってるはずだ。私の鑑定レベルだとレアスキルまでしか見れないことが分かった」

「まさかスーパースキル以上のランクってことですか？」

「そういうことになるな。ただ、」

　神父はある本を持ってきた。

「この本によるとスキル[入れ替え]はレアスキルのところに載っているのだがそれ以外のところには載ってなかった」

「もし[入れ替え]がレアスキルなら見れるはずですよね」

「ああ。そうだ。もしかしたら新種のスキルかもしれないな」

「新種...」

　神父は僕の前に来た。

「そういえば、職業を伝えてなかったな。職業はテイマーだ。」

　テイマー。魔物モンスターをテイムして仲間にしていく職業。戦闘では魔物モンスターに頼って戦うため、あまり人気のない職業だ。

「テイマー？とにかく最強目指しますか」

　テイマーが向いてるならテイマーでいい。向いてないものをやってもうまくできないなと思った。