夜の海辺はどんなものか
静かな夜。
波の音と虫の音しか聞こえない。
非常に美しく、繊細で、今は全て休息している。
そんな今を月が照らす。
月は照らし続ける。
雲隠れしない限り、果てしなく。
車椅子生活もそろそろ慣れてきた。
初めはおぼつかなく、少しのことでストレスが溜まっていたが、今は安定している。
誰か来てくれたら嬉しいです。
こんな死にかけの17歳ですが。
誰か見てくれたら嬉しいです。
この輝く海の静けさを。
夜はやっぱり寂しい。
全てが休まる時。
一気に静まる自然の音は、私の耳を寂しくするから。
早く朝になれ。
鳥の鳴き声、自然の声で私をワクワクさせておくれ...。
......そしたら少しは楽になるだろう。
今、置かれている状況を忘れることができるから...。
やっぱりまだ死にたくない。
17才の私を助けてください。
悪いことをした覚えはない。だから
全ての人生の"幸福"を平等に分けてください。
色々したいことが残ってるのです....。
私の恋について、私の趣味、私のどうでもいい話、私の..........。
生きているうちにしておかないと、
出来ない気がする.....。
今だからできる、生きているからできることじゃないのか........!
もっと楽しみたかったし、泣きたいし、笑いたいし!
色々なことが未完成なんです......。
まだまだピースが埋まってないのです...
試練かもしれないけど、もう少し時間をくれないでしょうか......。
今死んだらぜったいに後悔します....。
神様助けてください....!!
はぁ.....。
ダメだ、取り乱してしまった。
神頼みなんてどうせ聞いてもらえない。
そもそも神なんかいないかもしれない
だって、私がこんなに苦しんでいるのに
助けてくれないのですから。
.......休みがてら、海でも見に行こうか。
少しでも落ち着こう...。
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