第15話
雪送り
白に白に
君が消えていく
僕は僕は
君に言えなくて
雪の未来を知ってる
彼女はふっと微笑み聞いた
それが二度目だとは言えなかった
ごめん答えれない
それが言えない
忙しいふりで片付けてる
どんなに過ぎて巡って春がきても
僕は白銀のなかで君を見送ってる
思いでのなかで何千時間過ぎた
なのに
なのに
いかないでくれ
が
まだ言えない
今日も白昼夢は銀世界
君を見届けた
泣きながら
我ながら情けない
雪の未来知ってる?
雪はねぇ
いつか水になるんだよ
そしてね
それがいつか巡り巡って
巡り巡って
また空から舞い降りるんだよ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます