恋、来い。

欲する


物語を、非日常を。


欲する


例えば星が降ってきたり


僕だけしかいない街になっちゃったり


迷って謎のお屋敷にたどり着いたり


不思議な本に巡り合ったり


なんでもいい


ただ、満たされたい。


それだけだ。


足元で鳴る枝の音


肌を撫でる風の音


目に煌々と映る夕日


その全てが愛おしくなるような


そんな…


そんな日々


物語を欲する


物語にを恋する




でも多分


君が居てくれたら


どれもいらなくなるんだろうな。

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