「顔」は価値である

フィネンタ

人間における顔

人間における「顔」とはどんな役割を果たすのだろうか。笑顔、泣き顔、しかめっ面、苦渋顔・・・。人間は言葉以外の意思伝達手段として「表情」を用いている。社会学者鈴木智之氏の『顔の剥奪: 文学から〈他者のあやうさ〉を読む』の「序章 顔をなくした者たちの物語」では、霊長類、とりわけ人間は顔を見、他者の前に顔を差し出す生物で、顔を見せながら相互作用しあうコミュニケーションを行うものだとしている。つまり人間はコミュニケーションにおいて「顔」を用いているという点で、他動物よりも「顔」が重要な位置を占めているといえるのではないだろうか。

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