第44話

ぜぇぜぇと、門の付近で息を上げて休憩していると

田村コーチと八木先生が歩いてきた。


「どうだ、全員が同じペースで走るってなかなか大変だろう。」

「まじきついっすよ、この後の練習できる気が・・・」

「部活でもこんな走らへんで〜」

「ははは、そうだろうなぁ。まあゆっくり休んでくれ。今日は交流会の予定だったからなぁ。」

「ええ!練習しないんですか!」

「自主練なら全然構わないぞ。」

「よっしゃ、ジョー体育館行こうぜ!」

「ああ、え、ちょっと待って」


先に行ってしまった枇杷島を追いかけるよにその場を去った。


「体力あるなぁ、お前らも行くのか?」

「当たり前じゃないですか、ほら行くぞハルヒ。」

「え、あぁうん。」


「ほんで他校の選手は着いてはるんですか?」

「ああ、もう体育館でアップしてるよ。」

「え!僕たち走ってたのに・・・」

「はは、津島くん残念だったな。まあでも行けばわかるさ。」

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