第6話
ちょうど、バスケ漫画が流行った時期だった。
漫画のモデルが殆ど知ってる選手で、ハマったし、なにより元々NBAが好きだったから好きにならない理由がなかった。
ジョーダンはスーパースターだったけど、
俺は漫画ではミッチーに憧れた。
俺は身長がコンプレックスだった。
ミッチーを見て、3Pシューターになりゃいいんだと思った。
そんな馬鹿だった。
それに、日本人で渡米した選手もいた。
ガードに興味が湧かないわけがなかった。
身長が低いから、じゃなくて
俺にどんなプレイができるか、とか、どんなプレイが好きく、に変わっていった。
スーパースターのスーパープレイはかっこいい。
ゴール下のパフォーマンスはできないから、
パスとかシュートとかドリブルとか、ひたすら見た。
ミッチーみたいにロン毛にはしなかったけど、
リストバンドは流行った。
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