哀しくも愛し雨
降り注ぐ雨 切なく 受け止める
胸の中ではねる 憂いが 愁いが
ずっと 染みる 満たしていく
何となく 思いがけず 思った
日の光 手当たり次第 探す僕らは
おはよう さよなら 繰り返す日々
孤独に追われる程 熱くなっていた
苦しさか 怒りが 有頂天か
硝子に映る影の上で
靴音が冷淡に響いた
二つ目の世界で 忍はため息をした
青き春はそこに 咲くと信じ
それを何年間もユメに 閉じ込め
より安らかな涅槃を求めては
僕らは永遠に 苦いまま
汚れさえも 抱き締める
僕も君も 太陽の子供
甘さが 曇に足を隠されても
月に間に合わせていく
降り注ぐ雨 優しく 受け止める
胸の中ではねる 鮮明な音が
それはどんなに儚くても
もう一度走る業の術
夢は覚めた 僕は行くよ
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