白のセツナ

しんしんと 咲く

しんしんと 深く

しんしんと 夜を行く


旗はまだ掲げない

ゆっくり ゆっくり その白は

静かに走る 激しく歩く


黒に染まるのだけは 避ける

私は呼んでいない

遮るな 裏切るな

そう言い聞かせている


風にうたれては あなたを邪魔する

歩く事を望み 走るのを強制される

私は悪くない 許して欲しい

日々に強くある あなたに


後悔はしていない

あなたほど長い旅路がない

そこではあなたが羨ましい


私を見つけてくれたなら

火のなき場所で

陽のようなあなただけに

抱かれたいと強く思う




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