サッカー少年誕生
かじ(Kazi)
サッカーって何?
僕の名前は、和田あきら。
愛知県名古屋市出身の小学校6年生の男の子です。
今日は、土曜日。
お父さんが面白いところに、
連れって行ってくれるというので、
お父さんとお出かけだ。
「ねえ、お父さん。今日はどこに遊びにつれていってくるれるの?」
僕はパジャマを脱いで、お出かけ用の服を着ながら聞いた。
父さんは、にっこり笑いながら言った。
「わくわくするところだよ。」
僕は具体的な場所を聞きたいのに、お父さんは教えてくれない。
僕は、話をはぐらかさせれて、少しいらっとした。
「だーかーらー、どこに行くの?はっきりしてよ。」
僕は少し怒って、そう言った。
お父さんは、「ふふふ」と笑い、こう言った。
「たくさん座るところがあって、緑がきれいなところだよ。」
僕は考えた。
しかし、はっきりした場所は思い浮かんでこなかった。
「どこだろ・・?公園かな。でも、公園に座るところは少ししかないか・・」
僕は、しゃべりながら、いろいろ考えをめぐらした。
お父さんは、なかなか行く場所がわからず困っている僕を見て、
少しかわいそうに思ったのか、さらにヒントをくれた。
「仕方ない。もう少し、ヒントをあげよう。
足でボールを蹴る人がたくさんいます。」
僕は思わず大きな声をあげてしまった。
「あっ!サッカーをみにくいんだ!」
お父さんは、しまったという顔をしながら、僕の顔をじっくり見ながら言った。
「そうだよ。サッカーをみにいくんだよ。ヒント出しすぎたね・・」
僕は笑って言った。
「ヒントっていうか、ほぼ答えを言ってるじゃん!」
もう少しで、出かける時間だ。
お父さんは僕に聞いた。
「そういや、あきらはサッカーに詳しいんだっけ?」
僕は少し困りながら言った。
「えっ・・。全然詳しくないよ。サッカーって何か、わからない・・・」
お父さんがさらに僕に質問した。
「名古屋にプロサッカーチームがあるのは、知っているかい?」
僕は少し考えてから言った。
「ええと。名古屋なんとかっていう、チームがあったような。」
お父さんは答えた。
「そうだね。まずはそこから勉強してみようか。
スマホで検索だ!」
僕は困った表情をして言った。
「お父さん、僕スマホもってない・・」
お父さんは僕にスマホを渡して言った。
「お父さんのを少し貸してあげるよ。」
そんな会話をしていると、どんどん時間は経過していった。
(続く)のか
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます