葬送で愛を

愛しています。

貴方に一輪、花を捧ぐ。


私の教授。

思い出はただ、奥様との不穏な電話中に行きあった時。ゼミの飲み会の最中で、切電後、教授は酔いのせいかよろけて、しばらく私にすがりついていた。

幾十年、日々の合間に思い浮かべた貴方は、いま、棺の中に眠る。

これが私の葬送。

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