4章 もりのちいさないえ

「さあ、ついたぞ。ここがおまえの、あたらしいいえだ」


 まっくろなよろいのきしは、ひめさまをもりのなかのちいさないえまではこびました。


「ここが? まあ……」


 いままでほとんどみることがなかったもりに、ひめさまはめをかがやかせました。


「きょうからおまえは“じゆう”だ……!」


 きしはひめさまを、おしろからたすけだしたのでした。


 そしてこのちいさなもりのいえに、いっしょにすごすことをきめたのでした。

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