『アルベド』

『アルベド』



アルベド、僕は剥いて食べる派

蜜柑の話だよ

物思いに更けるには丁度いい作業だよね、あれ

なにそれ、って思うかもしれないけど

君がそれでちょっと笑えたから

僕にとってもいい感じ


ちょっとまずいのは

その顔を見て思うだけで留めておくことを言ってしまったこと

アルベドを都会の道路に見立てて

神様気分でベリベリとってること


そこまで言ってハッとして、でも、

それ、病んでるよね

そうやって君が笑ってくれるから、

ほら、根暗な僕も

なんだか笑える

誰にでも、君はそうなんだ

すっごいいいやつ

だから君みたいにいいやつが

僕のそばにいてくれて本当に良かったって思うんだ

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