始末書の裏側
陽月
度重なる撤退への始末書
第三次攻防戦におきまして、撤退する運びとなりましたこと、お詫び申し上げます。
また、陛下よりお預かりした兵士に多大な損失を出してしまったことを、合わせてお詫び申し上げます。
先の第三次攻防戦におきまして、軍の奮戦にもかかわらず、撤退をする運びとなりました。
第一次、第二次攻防戦で撤退をし、領土を奪われており、今度こそはと奮闘したのですが、力が及びませんでした。
また、これ以上戦線を交代させるわけにはいかないと、撤退の判断が遅れ、その為により多くの兵に被害が出てしまいました。
陛下におかれましては、領土および兵の損失に対し、心を痛めておられることと存じます。
これ以上損失を増やさないためにも、兵の訓練に励みたいと思います。
また、次回の攻防戦におきましては、私自身が陣頭に立ち、陛下に勝利をお届けする所存です。
西部方面担当将軍 アンドレ・ハイドランジア
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