①登場キャラ『アダム・ビンデバルト』『マーティン・ラッザリ』
《メトフィエス「ギドラを持つ私に逆らうか……?」アダム「NO」》
さて、アニゴジにおいて『アダム・ビンデバルト』『マーティン・ラッザリ』の二人は実に名脇役だった。
まずはアダム。アダムは上司であるハルオを尊敬しているという設定で、常に彼と共に戦った兵士だ。メインキャラにおける一般兵士代表とも言ってもいい。
そんな彼がメカゴジラシティの崩壊を境に、何とメトフィエスのカルトに入信したのである。ナノメタル浸食から脱したハルオは神の恩恵を受けているだの奇跡だのおかしな事を言い出す。
\ハルオだ!!/
\メトフィエスの魂!!/
メトフィエスの声優さんつながりでバエルの影がちらほらと……。
このシーンはスティーヴン・キング氏の『ミスト』におけるカルトを思わせて悪寒が走りましたね……さすがにあっちのカルトおばはんよりはマシだけど、「カルトにはまりやすい青年」ってのをよく表しているというか……。
ただ彼が悪い訳ではない。前回においてゴジラを倒せる事が出来ると思っていたメカゴジラシティが破壊されてしまい、降りかかってきたのは絶望だけ。さらにナノメタル浸食からのハルオの帰還、そしてメトフィエスの「神ならゴジラを倒せる」とかの甘い口車。そういった要素が重なってああなってしまったのだろう。
《皆大好き杉田博士》
アダムの姿にハルオが絶句したところ、ここでマーティン博士が登場。ハルオが浸食から逃れたのは鱗粉のおかげだと知っていたが、非難浴びは嫌だと黙ってしまう。
この台詞を聞いて、博士は我々視聴者に近いなぁと感じたものだ。変な事を言って仲間外れは嫌だってのはよくあるし。
二作目からそんな片鱗があったが、彼はこの世界における視聴者側のキャラとも言ってもいい。科学者だから何が起きているのか教えてくれるし、最後のゴジラに対する台詞なんてまさに視聴者側の代弁だ。
この二人という脇役がいてこそアニゴジのドラマが重みを感じ、また夢中になれると感じた物だ。しかしアダムがあんな事になるとは……。
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