Bルート

俺は女子生徒に言った


「掃除用具に隠れて」


女子生徒は急いで掃除用具に隠れた

掃除用具はギリギリ閉まった


ちょうど春華ちゃんが帰ってきた


「ただいま〜、ん?汗すごいよ?」


「いや、別に、、、」


俺はチラチラ掃除用具の方を見ていた


「ふ〜ん」


春華ちゃんは不満そうな顔をしていた


「ところで話ってなに?」


「あー、それはね、、、」


春華ちゃんが言おうとした瞬間に掃除用具の扉が開いて女子生徒が出てきた


「いてっ」


「あっ!」


女子生徒はその場で転んで俺達の方を見た


「あなたは、、、」


春華ちゃんが女子生徒を見た瞬間に顔をが豹変して自分のバッグを漁り始めた

その瞬間、女子生徒は立ち上がり教室を出ようとした


「うっ!」


しかし、女子生徒は教室から出られなかった

なぜなら春華ちゃんが女子生徒に体当たりをして転ばせたからだ


「ちょっ!春華ちゃん!」


俺は春華ちゃんに声をかけたが聞いてないようだった

そして春華ちゃんが女子生徒が仰向けだったのでそこの上に乗った


「あなたはもう計都君に近づくなて言わなかったけ?」


春華ちゃんがそう言うとさっきバッグから取り出したカッターを女子生徒の首筋を押さえていた


「ひっ!わ、私はただ、、、」


「次は無いって言ったよね?」


俺は春華ちゃんを抑えようと思ったが遅かった


「かっっ、、」


春華ちゃんは女子生徒の首筋を切った


血は飛び跳ねて教室のカーテンや窓に血が付いた


「春華ちゃん、、、」


俺は唖然とした、春華ちゃんが躊躇なく人を殺したことに

そして、春華ちゃんが立ち上がった、俺の方を振り向いた


「計都君はあの女が良かったの?だから庇ったの?」


「え、いや違う!」


「なら、なんで」


「そ、それは、、」


俺は考えた、考えることもないのに考えた


「そう、、、なら、、、」


春華ちゃんが近づいてきた、俺は後ずさりしたが既に遅かった


「あなたも死んでアイツと一緒にいさせてあげる」


カッターは俺の腹に刺さった


「いっつ、、、」


俺はその場に倒れ込んだ、腹にはカッターが刺さったままだった


「浅かった、残念ね、これじゃあ痛みを感じちゃうね」


春華ちゃんはそう言って俺を仰向けにしてその上に乗った


「じゃあね」


「まっ、、いっっったい!痛い!」


春華ちゃんは俺の腹に刺さったカッターをそのまま押し込んできて腹にめり込み始めた

俺は強烈に痛かった、とても痛かった

そして痛みで気を失った


それ以降、俺は目は覚めなかった…

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