06 サテライト
遥か果てに 浮かぶ
時を砕き 超え 無限の虚無さすらう
土踏みし旅人 受け止め 大地は包み抱く
「侵した罪を赦し受け入れよう」
「なぜなら人は間違えるものだから」
物語歌い上げ
ここにある今 歴史を
ここにいる 全ての人達が
瞳うつし 焼きつけ 再び
「私は犯した罪を赦し受け入れたい」
「なぜなら人は間違えずにはいられないものだから」
いつか目指した楽園は未だ遠くに
儚き
永遠の幸福を夢見
世界をかける
全ては 行きゆく為
空示し 明り灯して
おもて色どり笑う 人々の
無情に
歌い上げる 想いと思い 願いと希望 (なぜ)
届けよ 叶えよ (人は歌うの?)
無情に儚く消え失せる
確かな今 明日 未来 胸に刻みつけて (鳥は空を飛ぶの?)
『それは抗う為 掴みとる為』
『分かり合いたい』『許し合いたい』
『それは幸せになる為 不幸を受け止められるようになるため』
『分かりたい 貴方の気持ちを』『許したい 貴方の罪を』
(自由を感じ)
(自由を求める為に)
(鳥達は誰にも制限される事のない空を飛ぶ)
(ただ 飛び続ける)
(思いのままに)
(行きたい場所に)
(なぜ?)
(なぜなら
――想いを紡いで その背に空を飛ぶための翼を
――鎖に捕らわれないで
――この古い世界から 新しい世界へと渡りゆく為に
(なぜ?) (教えて) (貴方の) (応えて)
(どうして?) (分かりたい) (答えを)
(なぜ…)
(なぜ…)
――連なる想い 織りなす希望
――奇跡成して 物語紡ぎあげ
――問う
――鳥は どこに?
――歌う空はばたく 自由は枷もなく
――遮る檻などなく ゆけ大空へ
――強く 遠く 果てへ 先へ
(なぜ?)
(なぜなら
――この世界には役割というものが存在している
――人にはそれぞれ分というものが存在している
――けれど 今 その枠から外れよう
心信じ 未来創造し 明日を夢見み 過去
生命の声 高らかに響いて
私達は鳥 空が歌う
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