第6話

_「僕が死にそうになった話」

僕は足が速いです。

とても速いので、どれくらいかと言うと……。

こないだ、聖獣を追いかけていました。

結構簡単に追いつけたので、いつの間にか?

尻尾を、踏んでいたみたい。


_残念な事に、僕にはそんな事をするつもりが無かったのです。

だから、運良く一撃目を避けられたから良いものの……。

怒り狂った攻撃を、普通に食らうところでした。


_死の恐怖には、逆らえません。

僕は、一目散に逃げたのですが……。

ビーストモードになった聖獣は、犬みたいにしつこかった。


_僕は持久走がそんなに得意じゃなかったので、困っていた所……。

親切なおじさんに、助けて貰いました。

どうやら僕の気配を消して、聖獣からは瞬間移動したみたいに?

突然、僕が消えた風に見えたようです。

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