【、曰く。】「 」

千代音(斑目炉ヰ)

「06」

故に何を望むか

唯唯虚ろな記憶の中に抱かれていたい


術はないのだろう

私は名を上げる為にこの地に来たのだから


止むことのない銃声、感覚は麻痺


怯える間も無いまま

日の出を拝み


今日も明日も鉛を掲げ

帝都を背中に一歩一歩と堕ちてゆく


お國の為に、お國の為に、

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