麻痺





　うちのアパートは男しかいない


　だから夏場はパンツ一丁で廊下を歩き回る


　パンツ一丁の住人を目撃したとして


　パンツ一丁を目撃されたとして


　特に何も思わない






　大家さんが掃除していても


　パンツ一丁で挨拶をする


　だが


　配達物の受け取りなどは


　女性の配達員の場合があるから


　仕方なく服を着る


　




　ブリーフ派は一人も居ない


　高齢な方でさえも


　トランクス派だ


　




　

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る