油性ペンの落書き

根拠のない名前の書かれた相合傘と、稚拙なサインで埋め尽くされた引き出しの裏。ところどころにあらわれる星マークと好きな人の名前に、油性マジックは消えないことを恨んだ。同時、剥がし損ねたおかしのおまけシールが愛おしかった。


(なかなか消えない引き出しの裏の落書き)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る