『セーフティー、セーフティー』
『セーフティー、セーフティー』
また、やってしまった
不意に、悪い思い出がフラッシュバック
沈んでしまうから
出来るだけ明るいことを、
楽しいことを考えるように努める
気にしないように、気にしないように
けれどもそれが、
「何度やっても学習しないやつ」と
呼ばれてしまう由縁
また、やってしまった
僕の正義感や善意は、良くて空回り、
悪ければ傍迷惑になってしまうことが多いの
「何もしない」ことが「最善」
不貞腐れて言っていた子供時代を通貨して
仕事をしてる今、
割りきるような思考回路で
そんなことを導き出してしまう
思い違いなんて誰にでもあるさ、って
初めてのひとは僕をそうやって慰めてくれる
けれども2、3、4、5回繰り返せば
いつの間にか嫌われてしまう
だからせめても他人に言われたことを
鵜呑みにするように聞いていたのに
まるで覚えの無い責任を問われ時、
ちょっとした口論の末、
「絶対に僕じゃない」って
怒気を孕ませた瞬間、謀られたように
記憶が戻ってくるのはなんでなんだろう
だから、
自分のことを信じないようにしていたのに
また、やってしまった
処世術なんて説明書を
皆どこで貰ったの?
そんなの「普通ワカル」ものらしくて
いつもみたいに
「入り口で貰えるって言ってたじゃん」って
「また人の話聞いてない」って
息を詰まらせ恥をかいても欲しかったよ
自分の思った通りにやっていいってのが
昨今の歌詞だったりするけれど
僕にそれは駄目なんだ
無くて七癖あって四十九癖、僕は後者で
ただなんとなく過ごしてるだけで
僕は僕を垂れ流してるらしくて
だから常にセーフティを
少しぐらい手抜いたっていいって、
そこからどんどんほつれてく性分だから
完璧主義くらいでようやく並みよりちょっと劣る、
ぐらいになれる、やれる
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