機械仕掛けの四葉たち

南木

(受付済)ヴィラン:『沈黙帝』アクストⅢ世

「往くか――――――――」


 沈黙帝が言葉を発したのは、いつ以来だろうか――――


 黒きモノに赤く怪しい光が二つともる。

 黒衣の中より取り出すものは、機械仕掛けの巨大剣。

 ああ―――主よ、此度はどれだけの血が流れることやら――――


【キャラクター名】アクストⅢ世 通称『沈黙帝』

【性別】(おそらく)男性

【所属陣営】♣

【性格】無口 某アイゼナッハ並みに何もしゃべらない。

そのためついた通り名が『沈黙帝』発せられる声は、機械音声。

【武器】砲剣『ヴェーザーフルーク』

 砲剣とは、駆動機構が付いた巨大剣である(なんじゃそりゃ)

 圧縮した属性術式が込められたカートリッジを装填し、目標に向かって振り下ろすことで、地形を抉るかのようなすさまじい威力を出すことができる。

 剣とみても、その全長は5メートル近く。重量は6tと、とても人間が扱える代物ではない。


【容姿】身長3メートルを超える長身で、全身を漆黒のローブで覆っている。

 てっぺんだけ顔があるかのように小さくすぼんでいて、行動するときは目があると思われる部分が二つ赤く光る。見た目はまるでクソでかいダースベーダー。手のひらから靴まで漆黒のローブに覆われていて、地肌が見えない。

 漆黒のローブはミサイル直撃程度なら傷一つつかないが……


 ―――――実は、中身は身長140センチ程度の男の子。

 漆黒のローブを纏ったまま100年以上生きているが、未だに容姿が変わらない。


 アクスト帝が統治する「エアオーベルグ帝国」は『建国帝』アクストⅠ世が宗主国から独立して急速に勢力を拡大したのだが、その背景にはソリティア・ウィードの支援があったとされる。

 アクストⅢ世の本名はカロルという。長男として国を継ぐべき地位にあり、性格も能力も申し分なかったのだが、身長が極端に低いという致命的な欠陥があった。

 このような者が帝国を継いだら、重臣は誰も従わない――――そう判断した彼の父にして時の皇帝は一計を案じた。カロルを一度死んだことにして、その容姿を大幅に変え、秘蔵の嫡子が跡を継ぐという形をとったのだ。

 こうして数年後に帝位についたカロル……いや、アクストⅢ世。彼は以前にもまして富国強兵を図り、周囲の強国を下していった。


 臣民たちは知らなかった。我らが巨大な皇帝が、より強大な存在の操り人形でしかないことを。

 そして沈黙帝は恐れている。己の正体が暴かれることを…………

 


補足:戦闘スタイルについて

 完全な重戦車型。

 砲剣の特殊攻撃『ドライブ』は、出は遅いものの火山が噴火するくらいの勢いと威力がある。ただし、砲剣に負荷がかかるため、いったん使用するとしばらくオーバーヒートして『ドライブ』は使用できなくなる。剣自体はオーバーヒート中でも、切ったり殴ったりすることはできる。

 強制排熱には少々手間がかかるが、逆を返せばコイツと闘う場合は仕切り直しを挟むとオーバーヒートを回復させる余裕を与えてしまうことになる。

 支援技『イグニッション』を発動すると、5分間砲剣がオーバーヒートしなくなる。

 ちなみに中の人が剣を振ったり歩いたりできるのは、念動力によるもの。


 …………つーかスタイルはまんま世界樹の迷宮Ⅳのインペリアル


 弱点は足元。

 地面とローブの間に滑り込み、ローブの中に入ると亜空間に突入できる。

 その亜空間の中にいる中の人カロルを倒せばOK


・ベルの位置

 中の人カロルが持ってます。

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