第四部登場人物紹介 ※ネタバレ注意です
第四部の主要登場人物です。誰が誰やらと混乱した場合の参考にどうぞ。
最新話までお読みでない場合は、ネタバレ注意です。
★★フェイシア王国★★
【アリツェ・プリンツォヴァ Alice Princová】
カレル・プリンツ前辺境伯の娘で、マルティン・プリンツ前子爵の養女。
現在はフェイシア王国第二王子ドミニク・ルホツキーの婚約者であり、プリンツ子爵でもある。
横見悠太の転生体として生み出される。
システム上の父はVRMMO『精霊たちの憂鬱』での横見悠太のキャラクターであるカレル・プリンツ、母は片倉優里菜のキャラクターであるユリナ・カタクラ。
この世界での実父はカレル・プリンツ前辺境伯、実母はユリナ・ギーゼブレヒト皇女。
横見悠太と意識を共有しており、昼間はアリツェ、夜は悠太が主人格として活動するも、ここ最近は悠太の意識はあまり覚醒しない。
精霊教の伝道師として、世界に精霊術を広め、また、大規模精霊術を使うことで世界の余剰地核エネルギーを消費し、世界の崩壊を防ぐことを人生の大きな目的としている。
【横見悠太 (カレル・プリンツ) Yuta Yokomi】
VRMMO『精霊たちの憂鬱』で最強の精霊使いと言われたカレル・プリンツのプレイヤー。
アリツェの体に記憶と人格を転生させる。
現実世界では子供のころから入院生活だったため、健康体のアリツェの体で第二の人生を謳歌することを目的にしている。
最近アリツェの人格に思考が引きずられ気味なのが悩み。
【ドミニク・ヴェチェレク(ドミニク・ルホツキー) Dominik Večerek(Dominik Lhotský)】
フェイシア王国第二王子で、アリツェの婚約者。結婚後は臣籍降下し、公爵として現プリンツ子爵領を引き継ぐ予定。
精霊教の伝道師で、アリツェの伝道師としての指導役をも担っている。
何らかの特殊スキル持ちと思われ、そのスキルを活かした剣技はかなりのもの。
アリツェを溺愛中。
【ラディム・ギーゼブレヒト Radim Giesebrecht】
バイアー帝国第一皇子だが、現在は叔父で皇帝のベルナルドと対立している。
アリツェの双子の兄で、システム上でも、この世界でも、アリツェと両親は共通している。
片倉優里菜の人格と記憶を脳内に有し、身体を共有している。主人格は一日交代で折り合いをつけている。
また、横見悠太の記憶も持ち合わせているが、人格は消滅している。
世界再生教に固執するベルナルドを討ち、自らが皇帝に立って、精霊教を主とする新しい国を作ろうとしている。
【片倉優里菜 (ユリナ・カタクラ) Yurina Katakura】
VRMMO『精霊たちの憂鬱』で屈指の槍使い、ユリナ・カタクラのプレイヤー。
ラディムの体に記憶と人格を転生させる。
悠太と同じく現実世界では入院生活が続いている。境遇など諸々が悠太とほぼ同じ。
【アリツェの使い魔】
かつて『精霊たちの憂鬱』でカレル・プリンツが従えていた四匹の使い魔のうち、子犬のペス、鳩のルゥを従えている。
【ラディムの使い魔】
かつて『精霊たちの憂鬱』でカレル・プリンツが従えていた四匹の使い魔のうち、子猫のミア、仔馬のラースを従えている。
【フェルディナント・プリンツ Ferdinand Princ】
現フェイシア王国プリンツ辺境伯で、カレル・プリンツの弟。アリツェとラディムの叔父にあたる。
元々軍人として育てられたため、軍人としての能力は高いらしい。
数々の行き違いで不幸にしてしまった姪のアリツェを、今は大切に保護している。
対帝国に臨む王国軍の実質上の最高責任者。
【アレシュ・ルホツキー Aleš Lhotský】
フェイシア王国第三王子で、ドミニクの弟。アリツェよりも年下の少年。
クリスティーナとの婚約が決まり、王太子に立太子される。
【カレル・プリンツ前辺境伯 Karel Princ】
アリツェ、ラディムの実父で、帝国皇女ユリナ・ギーゼブレヒトの夫。
異能の力を持ち、フェイシア国王からの信任も厚かったが、妻ユリナ妊娠の際の異能の暴発で死去。
【マルティン・プリンツ Martin Princ】
フェイシア王国前プリンツ子爵で、アリツェの養父。
プリンツ辺境伯家との折り合いの悪さから、アリツェにつらく当たり、最後には殺害を企てた。
世界再生教の後ろ盾の下、王家や辺境伯家とは距離を置いていたが、養女アリツェの復讐により失脚、王都に軟禁される。
★★バイアー帝国皇家★★
【ベルナルド・ギーゼブレヒト Bernard Giesebrecht】
現バイアー帝国皇帝で、ラディムとアリツェの叔父にあたる。
精霊教を憎み、世界から精霊教を根絶しようと企む。
手始めに、隣国フェイシア王国のプリンツ辺境伯領に侵攻を始めるが、ラディムの離反でいったん撤退をした。精霊教が悪ではないとのラディムの説得にも、かたくなに耳を貸そうとはしなかった。
【ユリナ・ギーゼブレヒト(ユリナ・プリンツォヴァ) Yurina Giesebrecht】
バイアー帝国皇女で、前皇帝の三女、現皇帝ベルナルドの姉。
カレル・プリンツに嫁ぎ、アリツェとラディムを産むものの、夫カレルの死を受け入れられず精神を病み、帝国に戻される。
精霊を嫌っており、話題に出されると激昂する。
★★ムシュカ伯爵家★★
【エリシュカ・ムシュコヴァ Eliška Mušková】
元ラディム付き侍女で、ムシュカ伯爵家の三女。
絶世の美女だが、天真爛漫でお転婆なところがちょっぴり残念ながっかり美人。
皇宮にとらわれたラディムの身を案じ、アリツェに救出を依頼。ラディム救出後は、めでたくラディムと恋仲となる。
【コンラート・ムシュカ Konrád Muška】
バイアー帝国の伯爵で、エリシュカの父。
ムシュカ伯爵領はフェイシア王国とは反対側の国境地帯を治めており、辺境伯に匹敵する強勢を誇っている。
隣国バルデル公国からの情報で精霊教の真実を知り、皇帝ベルナルドの政策に疑問を感じていた。
対皇帝でフェルディナントと共同歩調をとる。
★★世界再生教★★
【ザハリアーシュ・ネシュポル Zachariáš Nešpor】
世界再生教の司教で、ラディムの教育係を務めた初老の男。
ラディムに精霊教は邪悪だと繰り返し教え込み、帝国内での世界再生教の地盤を強固なものにした。
霊素持ちの子供を集めて教育し、魔術を駆使した導師部隊を創設。
【導師部隊】
ザハリアーシュが創設した、『生命力』を持つ子供たちによる魔術部隊。
魔術によるマジックアイテムを駆使した戦いで、『生命力』を持たない者たちの天敵となる。
【マリエ・バールコヴァ Marie Bálková】
世界再生教の導師で、強力な魔術の使い手。
かつて帝都ミュニホフで行き倒れになっていたところをラディムに救われる。
準成人を迎え、フェイシア王国王都プラガに派遣されたのち、プリンツ子爵領に出向になる。
そこでアリツェと出会い戦った末、敗北し死亡。
ラディムとは憎からず想いあう間柄だった。
また、脳内に記憶喪失の別人格を持っており、その人格の記憶を生かして強力な闇魔術を開発した。
転生者の疑いあり。
【世界再生教の大司教】
世界再生教の大陸中央部を統括する大司教。
ザハリアーシュに帝国内の世界再生教の地盤固めを指示した張本人。
★★ヤゲル王国★★
【クリスティーナ・ファルトヴァ Kristýna Faltová】
ヤゲル王国に所属する精霊教の『聖女』で、ヤゲル王国の王女でもある。
性格はわがままで、相手を見下すことが多い。ドミニクが気に入り、婚約者になろうと強引にドミニクに迫った。
実際は、ミリア・パーラヴァの転生素体で、ミリアの記憶がよみがえった際、ミリアの人格に主導権を握られ、表には出てこなくなる。
【ミリア・パーラヴァ Miria Pálava】
VRMMO『精霊たちの憂鬱』での凄腕の弓使い、ミリア・パーラヴァを操作していたプレイヤー。
リアルネームはアリツェたちにはまだ明かされていない。
聖女クリスティーナに転生したが、当初、クリスティーナの我があまりにも強く、記憶が眠ったままだった。
クリスティーナがアリツェの『精霊王の証』を目にしたことで記憶がよみがえり、以後、暴れ馬のクリスティーナの人格を抑えこむ。
アレシュと婚約を結び、フェイシア王国とヤゲル王国との関係強化に貢献する。
★★精霊教グリューン支部★★
【エマ Ema】
人さらいに追われていたアリツェを助けた中年の女性。
幼くして亡くした自分の娘の姿をアリツェに投影、実の娘のようにかわいがる。
マルティンによる精霊教禁教化を受けて、隣国ヤゲルのクラークの街へ避難している。
【トマーシュ Tomáš】
アリツェが身を寄せた精霊教設置の孤児院院長。
優しく面倒見のいいおじいちゃん。
マルティンによる精霊教禁教化を受けて、隣国ヤゲルのクラークの街へ避難している。
【シモン Šimon】
精霊教孤児院でのアリツェの友人。霊素持ち。年齢相応の少年っぽさが残る。
【ガブリエラ Gabriela】
精霊教孤児院でのアリツェの友人。霊素持ち。シモンのいたずらをたしなめたりと、優等生タイプ。
★★現実世界★★
【ヴァーツラフ Václav】
この世界の管理者。VRMMO『精霊たちの憂鬱』の管理者でもある。
本人は地球人ではないと言い張っているが、実態は謎に包まれている。
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