第2話やっと旅支度整いました
ガチャッ……
うん。足元は普通に見えるな。
あれだよ。キン○ーの○三機関みたいな気分。
そうして、
いつも通りにリビングへと向かった。
……いい匂い……ていうか、誰もいない。
ん、メモ?
食べ物の隣に
”アレン”と書いてある。
あ、俺の分ですよーってこと?
なるほど。
本当に嫌われてるな……外見だけで。
本当に嫌気がさすな。
ていうか、お腹空いたし食べるか。
そうして、朝の朝食を食べ終えれば次は
洗面所。とりあえず鏡で顔を確認だ。
テクテク……と洗面所に向かい台に乗って
布を取り鏡を見る。
「え、めっちゃカッコイイじゃん。」
自分で思った第一声がやっぱりコレ。
なぜなら、真っ黒な漆黒の髪に、赤い目。
肌はまぁ、白い方。
キレっキレの目だから、睨んだりすれば
迫力満載。
なんかクールな感じのイケメンだった。
それと、10歳の割に背は高い。
俺が言うのもなんだけどな。
前世の俺と違うところと言えば髪が長かったのと
瞳がオッドアイだったこと。
そう、前世の俺は瞳がオッドアイだった事から
気味悪がられた。
だから、前髪も伸ばしてたら見た目が
暗い奴になって余計に気味悪がられた。
それで良かった。
何もかもシャットダウン出来て。
って、そんなのはどうでもいい。
パサッ……
顔を水で洗ってからローブを被りなおす。
さて、旅立つからには準備しないと。
それから、自室に戻った俺はお金を取り出した。
「あったあった。」
ていうか、お金いっぱい……。
小銭がジャラジャラしている。
そう言えば……
モンスターとか日記に書いてあったけど
武器、武具とか、ないのか?
後は魔法とか……。
ん?
自分の視界の右下に〇が見える。
なんだろこれ。
手で押すふりをしてみた……ら。
キュイン……
という音ともに一覧みたいなのが表示された。
おぉ!!なんかステータスとか確認出来るんじゃ……!?
後は、自分の能力とかの確認とか。
試してみるか……。
前世の世界にあったスマホの操作のように指で
スライドさせれば……ステータスが出てきた。
おぉ、ここはLvが存在するのか。
俺は自分のステータスを見て固まった。
────────────────────
アレン・スコッティ Lv???
役職??? HP??? MP???
────────────────────
え、何これ???
ハテナハテナハテナって何?!
一応パラメーターはある。
待てよ……HPがヒットポイントだから生命力。
MPは……魔法に使えるやつだよな。
だから、魔法は使えると……。
ただ、俺のステータスどういうこと?!
なんで???なの?!
何も分からないじゃないか!
もしかしたら……HP1とか?
いや、もう死ぬじゃん。
せめて100とか。
えっと……早速いきづまってるな……。
とりあえず、スキル設定とかないのか?
また、一覧を表示して見てみる。
あった。これだな。
とりあえず、ズラッ!!とスキルが出てきた。
よくゲームでありそうな
MP短縮、攻撃力アップとかそんなの。
とりあえず、一括全部をオンにしておいた。
大抵、スキルをつけるのに枠があったりするはずだが、
この世界ではないらしい。
ていうか、スキルの量が異常だった。
見たことも無いのもあった。
でも、文面から分かる。
料理スキルとか鍛冶スキルとかその他もろもろ。
相手のHP表示とか…地図とか気配察知とか。
え……ん??よくよく、考えてみれば……
なんか凄くない?
1人で生きていけるよね。多分。うん。
ま、とりあえずは……この街から出ないとな。
その前に……置き手紙して行くか。
一応、ここまで育てて貰ったわけだし。
あの日記とか本とか持っていかないとな……
役に立つかもだし。
ただ、荷物!!どうしようかなぁ……
よし、祈ってみるか〜。
収納したい!!
そう、思っただけだった。
一瞬にして消えた。
俺の部屋の物、全部が。
ベットも絨毯も全部。棚も。
「あれ?どこにいった?!」
急いでさっきの一覧を確認してみれば
持ち物という項目が追加されていた。
さっきはなかったのに……。
そこをタップしてみれば、
───────────────────
○アレンの日記
○アレンのベット
○アレンの家具
○アレンの絨毯
○アレンの本(モンスター図鑑)
・
・
・
────────────────────
俺のだけど……表示名どうにかなんないの?!
アレンのアレンのアレンのって
どんだけ俺の名前使いたわけ?!
普通はさ、普通のベットとか、赤色の絨毯とか
色々あるだろ?!名前!!!
もう、ツッコミどころがありすぎで
なんとも言えない。
そして、制限はなかった。
お金もちゃんと入っているみたいで、視界の
左側に残金が表示されている。
何も持たなくてもグッジョブ??
とりあえず、このまま旅に出るか!!
何とか荷物の件を解決した俺はやっと
旅に出ることにした。
置き手紙を残して。
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