敗者は潔く去ります


私は全力を尽くしました。

この数年間、執筆に可能な限りの時間を費やしました。


創作のための読書も勉強もしました。

視野を広げるため、興味のない作品にも目を通しました。

公募で入賞するための研究もしました。

審査で勝ち上がるために、本来の私の作風とは違う作品も書きました。


それで届かないと言うのであれば仕方がありません。

時代が私を必要としていなかったのでしょう。


敗者は潔く去ります。

こちらとしても、私を認めない世界に長居したくありませんから。

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