半魔はのんびり暮らしたい

たか

プロローグ

「ようやく見つかった」

ここは、最果てのダンションの隠し部屋。

何もなくただ一本の剣が差さっていた。

見ためは、長い間放置されたのごとく錆びている。台座に刺さっている剣に近づいた。

しかし、マシューが柄を触った瞬間さっきの錆びていた剣は嘘のように黄金色に輝いていた。

この剣の名前は、「転生の剣」

刺した者を別の命としてまたこの世に生まれ直す。

その者は、転生の剣を自分の心臓に刺した。

「次生まれ直す時は、のんびり暮らしたい」

そういいながら。ゆっくりと息を引き取った。

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