第11話 軍人
「この艦の副官を務めさせてもらっている
ルルクス・ダミル大尉だ。 アミダ中尉
この度のこと感謝する。」
「いえ、軍人として当然の事をしたまでです。 」
「皆さんお疲れの所申し訳ないのだが
あなた方の情報を私達は余りにも持ってい
ない。あちらで少し話を聞かせて貰えるか
な?」
「了解しました、直ぐに向かいましょう。」
「感謝する。」
向かうと小さな会議室の様な場所だった。
そして、そこには…
「艦長、お連れしました。」
「艦長…」
まさかの人物がいた、
「さぁ、お入りください。」
……。
「まぁ座り給え。この度は我が艦を
救援した事を総員を代表して感謝の意を
伝えさせてもらう。」
「有難く受け止らせて頂きます。」
「して、其方らは軍の人間ではないと聞いたが、ならば何者だ?」
「我々はジオニック社のms開発部に
所属している者でございます。」
「ほう、ならば何故あのコムサイに乗っていたのだ?」
「我々はこのMSの技術を連邦の手に渡らぬよう。脱出して参りました。
MS-14SJ「ゲルググSJ」 この機体は
絶対に連邦の手に渡してはならんのです 」
「MS-14SJ…聞いたことが無い。
試作機かね?」
「はい、大まかな物はゲルググと同じです
が、機動力と推力は全くの別物です。
ラウ君スペックを。」
「はい、出力:1,490kw
推力:178,500kg(21,000kg×5、24,500kg×3)
姿勢制御バーニア数:24基
センサー有効半径:6,300m
装甲材質:チタン合金セラミック複合材
となっています。」
「ルルクス、技術員にこのスペックを
伝えておけ。」
「了解しました。」
「確かにこの機体が渡り、その技術を
連邦に盗まれでもしたならば。
我々は確実に破滅の道を辿るだろうな。
大儀であったな。」
「ありがとうございます。」
「今、我々は人手もたりん。
其方達の入艦は歓迎する。
して、あのサラミス級を落としたのは
アミダ中尉だな?貴君は少し残っていってくれ。」
「はい。」
「ルルクス、この艦の案内をしてやってくれ。」
「了解しました、それでは行きましょう。」
「其方は今回で何機落としたのだ?」
「2機であります。」
「ならば、昇格は確実だろう。晴れて太尉になることになる。そしてこの艦では副官と
同じ階級となる訳だが、どうだMS隊の
隊長をしてくれんかな?」
「隊長ですか?」
「ms隊の兵達は其方の働きを見て士気が上がっておるのだ。其方の実力があれば十分に役割は果たせる。」
「…お受け致します。」
「感謝する。細かな説明はクルーから
知らせが来るであろう。それまで
休息を取るがいい。話は以上だ、戦果に期待する。」
「それでは、失礼します。」
「ふぅ、…」
こういうの苦手だな…
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