漆黒の夏


うるせえ猿共だなあ片っ端から射殺してやろうか

おれはそう思った

おれなんか早朝から雪降る庭で犬革命の戦士だよ

マッドポリスは湖から上半身だけ出すハムだし

ほぼ奴らのメモリアル料金ときたらミトコンドリア以下

夜風に吹かれたピンクサファイアの天ぷら

尚且つ増刊号はゴム

左利き専用プリンがゴミ箱へと突っ込まれ

毛沢東の形状をしたグミ食べ放題を感じる夜

めちゃくちゃに統率された利き腕に名前を付けろ

ロバくん二号

もろ野性動物って感じで半殺しにされても構わないけど

蜜蜂さんからはクーポン券を奪取

ミニスカ田植え部隊の婆さんによる強制わいせつ事件の被害者がおれ

「わたしに没入しろ」

それはまるで宗教的儀式

剥奪されることに快楽を感じるよう仕組まれている

そしておれから不思議は奪い取られた

夏はやっぱりビーチク・ルーザー

頭が永遠の若大将と化した

絶望の淵で差し出されたすもも太郎の手首

許可なく公衆の面前で失禁するしかないと今は感じている


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