アリシャンスーサイド
炭酸の抜けた
ペプシだかパプシだかを
一口、飲んだ
まずい
そう思った
だから実際、声に出してみた
「まずい」
よし
おれは自らの気持ちを言葉にすることに成功したのだ
そしてパプシだかポプシだかを路上に捨てた
どぷどぷどぷ
アリがそこに集まって来て次々と集団自殺をし始めた
「暑くて死にたいです」
おれはアリの気持ちを代弁した
よし
許可する
水没するアリを見つめ指差した
「そこで次々と死んでよしっ」
死にたい奴は死ねばいい
何も他人がお願いしてまでこの世界に踏みとどまらせる必要など無いのだ
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