背中を押してくれる

風が欲しかった

ただそれだけで

もうふわっと

こんな場所からさよなら出来る気がした


風のせいにして

風のせいにして

何処かへ

行ってしまおうと


いつか

風が無くなってしまったとしても

今度は

自分の意思ではぐれるよ


あの日の風に

ありがとうを言って

もう二度と

振り返ることはないだろう


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