再会


いま

計画されている

その邂逅は

行なわれるべきではない

それが

行なわれる頃には

わたしたちは

もう

下らない毎日に

ただ疲れ切っただけの存在になっている

嘘だと思うかい?

何かしらの

夢を叶えた

あなたと

わたしが

そこにいて

何も変わらずにこの日の続きが来ると

本気で信じているのかい?

また

会える

また

会えるさ

けれど

わたしたちは

もうあの頃のわたしたちではない

いつから幽霊のことを考えなくなったのだろう?

人は

変わる

甘い約束

わたしたちの永遠だとか

そういった言葉で表現された

「」

力無く微笑む以外、何も出来ないだろう


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る