噂の新入生


入学式でジャムパンを食べながら

校長先生の話しをぼんやりと聞いていた

あいつはなかなか良いことを言うな

批評もした

おれの子分にしてやってもいいと思った

もちろん上納金として毎日、菓子パンを献上することが条件だ

隣りに座っている奴がおれのことを見て見ぬふりしていた

さっきからずうっとだ

(こいつはもしかしたら見て見ぬふりの有段者かもしれない)

大したものだ

試しに陰茎を露出させたが一瞥もくれなかった

感じろ

おれという存在を


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