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キングスマン
登場人物
中学三年生。十四歳。本作の主人公。
やや小柄でおとなしい性格も手伝って、実年齢より幼く見られることが多い。
スーパーなどで高級な和牛やお寿司に半額シールが貼られているのを見ると、なぜかテンションが上がる性格をしている。
最近、電動歯ブラシを買おうかどうか迷っていて、よく通販サイトのレビューを読んでいる。
あらゆる能力が平均的だが、ダーツだけは桁外れに上手い。
あと、おこるとすこしこわい。
珠菜の親友。十四歳。珠菜とは小学二年生からのつきあい。
美人、秀才、家が金持ちと、なつかしの少女漫画の世界なら主人公のライバル的ポジションによくいるステータスの持ち主。
関心のあることにしか興味を示さないので冷たい性格だと思われがちだが、人一倍おもいやりのある少女である。
かつて一度だけ珠菜を本気で怒らせたことがあり、そのことが今でもトラウマとなっており、珠菜から一定の不機嫌を察知すると、すかさず珠菜の口にアイスをつっこんで怒りを消滅させるのが得意。
珠菜のクラスメイト。十四歳。
美少女である。幼いころからずっと同じかおりの香水を愛用している。
彼女の知人や学校の友人はそれが香水の匂いだと知っているけれど、そうでない人たちからは、ああ、やっぱり美少女からはいい匂いがするんだなあと、彼女自身のかおりであると認識されている。
『おとこのこごっこ』という男装女子専用の投稿サイトを運営していて、国内のみならず海外の利用者も多く、ヒットしている。
珠菜のクラスメイト。十五歳。
自身の胸の大きさにコンプレックスを持っている。
彼女は自分の大きな胸を好きではないけれど、彼女自身は胸の大きな少女は大好きだという。
自己啓発や、おまじないの本を愛読しており、願いを引き寄せるためのマイルールをいくつも持っている。
1.朝起きたらまず感謝の言葉を口にする。
2.朝食は必ずパン食で、パンを食べる前にまずスープを一口飲む。
3.学校のある日は左足から靴を履き、休みの日は右足から靴を履く。
4.起床から外出までの間にできるだけたくさん「ありがとう」をいう。
~中略~
68.スマートフォンの日記アプリにいつか叶えたい願いを、すでに叶っているかのように書く。
69.スマートフォンを充電器にセットする。セットしたら翌朝まで決してさわってはならない。
70.夜の二十二時二十分にベッドに入る。眠りにつくまで、今日のよかったことを思い出す。なければ過去のよかったことを思い出す。
珠菜のクラスメイト。15歳。
スマートフォンの扱いに長けており、見なくても操作できるため、授業中にこっそりと小説を書いている。
最近は、もし自分が異世界に飛ばされたらどのようなチート能力を発動させ、その際のステータスの変化を妄想するのに夢中。
珠菜のクラスメイト。14歳。
小麦色の肌をしたボーイッシュな少女。趣味はゲーム。
その外見から、さっぱりとした印象を持たれることが多く、実際、普段の彼女はそうなのだが、自らの生きがいとして活動しているネット上でのゲームプレイ配信になると
そのくらいゲーム愛は本物であり、愛だけでなく確かな知識も備わっているため、最近では複数のネットメディアから記事を任されるようになった。
記事のプロフィールに自分の顔と14歳であることを堂々と載せているけれど、読者からはネタだと思われている。
珠菜の前にあらわれた少女。外見年齢は珠菜と同じくらい。
諸般の事情で無感情。
本編でもその
特にかつおぶしが好きすぎて、ステーキだろうとアイスクリームだろうと、バッサバサふりかけて食べている。
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