北東 工業地帯

『魂なき工場地帯』ファクトリオ

・概要


場違いなほど最先端な巨大工場、全部で三つ存在することになっているが、配線など複雑に入り組んでおり、区別がつかない。

労働者のほとんどがドワーフ、ただし全自動化が済んだ工場に個人の技術など意味はなく、彼らは単純作業のみの派遣社員として労働している。

元は工業ギルドのある村だったが、土地と人員をかけた創作物勝負を3Dプリンターでせん滅し、全部を支配下に置いて工場が作られた。

納期の関係上、戦争中も稼働している。


・地理


工場は地下の原子力発電所により自家発電しており、コンピューターも含めて完全に独立している。冷却には地下水を用いているが直ちに影響はない。

また中には食堂、寮、病院に吊るし場といった生活に必要な施設が全部そろっており、三つの向上がそれぞれ村のようになっている。

それも含めて立体的なベルトコンベヤーや梯子、階段で、どこに何があるか、どこに繋がっているかもわからない。

予算の問題でセキュリティーはがばがば、穴だらけで、メルトダウンも含めた警報もしょっちゅう鳴り響いているのでいちいち誰も反応しない。

東側に輸送トラックが乗りつけるターミナルがあるが、戦争中につきトラックはない。


・特産


ドワーフたちは疲れ切っており、反抗する気力もない。それどころか元来のまじめな職人気質からか、納期を守るために社畜として働き続けている。例え事故死しようが過労死しようが自殺しようが、邪魔な死体を吊るし場に押し込んで働き続ける。

出される食事は白色のドロドロ『ソイレント・ホワイト』と水だけ。しかもこのソイレントには洗脳を促す薬が混じっており、下手に食べると洗脳され、労働作業員に組み入れられてしまう。

工場で作っているのは『CD付き握手券』『この異世界の歴史上の偉人を女体化させた絵のくじ』『ラーメンの食品サンプル』である。

隠し部屋には各口径の銃弾が隠してある。現地調達なので一切のペナルティがかからない。ただしそれを知っているのは♣️陣営だけ。

その他、3Dプリンターがあるため、そっちの技術があればある程度機械の修理に必要なパーツも作れる。

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