パッチノート 1.5


◆今回の主な変更点

・一章、二章、三章、六章のそこそこ大幅な書き換え

・全体的に、資源の拡大と奪い合いという概念を入れた。これが無かったので初期バージョンは戦闘だけで戦争感がなかった。

・加速主義要素ということで、資本主義に関する言及が多い。(資本主義という名詞自体は一回しか出てこない)

※加速主義とは、なんか流行ってるらしいやばい思想です。資本主義を加速させることで色々なんとかしようっていうなんかやばい思想らしいです。

・永久機関や、種族間バランスに関する話も挿入。

・タイトル回収や、伏線の後付けが多数。

・全体的に、地の文で説明するよりキャラクターの台詞で説明させるように変更した。そのほうが聞いているキャラの気持ちになりやすい。

・各話タイトルをキャッチーに


◆反省

・結局、一章に目立って面白いシーンを入れることはできませんでした。つかみが大事なのに。最初期の案では、化石探し回から始まる予定だった。いきなりヒルダがパンを口に突っ込む。そういう始まり方でもよかったが、初対面の経緯や説明をどんどん前に入れてしまった。一章で飽きて読まれなくなってしまうのではないか?心配。

・情報が出てくる順番をかなり変えたので矛盾点が出てくるかもしれない。




個別の変更点

「★」がついているのは新規追加シーンです


◆一章

・1話 転生者の化石

 特に変更なし 改行を少なく

 最後、ヒルダの台詞一文だけ変更。経験値を示唆している。


・2話 宝石になった転生者

 前半特に変更なし

 後半、短縮。化石資源の節約を訴えるという目標をカット 単に好奇心のためにいく


・3話 『転生者の化石ができるまで』

 リデュケが書いたレポート→レーネセンが書いた本ということに変更、改題。

 論文がですます口調に。昔話風。

 「誰が」「誰に」説明しているのか悩んだ。リデュケは最初から知りすぎていてはいけない。

 さらに説明部分の短縮。戦況などの説明は別の部分に移し、化石の説明だけに。


・4話 ドライアドと令嬢

 「領主と令嬢と鹿」から改題

 鉱山を見つけるというアピール→研究機関に参加 という条件を明確に。

 読者はおっさんよりも、さっさと令嬢を見たいと思うので短縮。

 ヒルダパートは若干の調整のみ。犬がどうこう言う。



◆二章


・令嬢と化石探し

 これは好評なので変更点なし


・オークとホモ・サピエンス

 「オークの進化史」から改題。

 ゴブリンスレイヤーみたいな話題は面白いのでそのまま

 ★サピエンス史、種族間バランスの話

 ★オークがゴブリンを狩っていたことに(ゴブリンが登場しない不自然さを解消)

  ダンジョンへの言及


・魔法と光学迷彩①~②

 「魔素代謝菌」「見えない追跡者」から改題

 全体的な短縮、圧縮

 経験値資源の奪い合いという観点

 ゴーストがずっと狼に乗っているほうが後の流れが自然に(狼に転生者が乗せてあったからチートスキルが使えた?→狼は谷に落ちたから確認できない)

 ★リデュケが不完全な迷彩を使うことに(この時点でそんなに高度な魔法を使うとおかしいので)

 追跡シーンはかなり短縮 水源がちょっときれいな風景になる

 ★倒し方の改善。以前は疑心暗鬼感はあったが、もっと不自然だったと思う。

 エントロピーへの言及。初期は決まってなかったので書けなかった設定。




◆三章 操演訓練→リアルタイムストラテジーに改題(タイトル回収)


・上機嫌な領主とヒルダの見た悪夢


 前半は既存。しかし、領主が上機嫌でリデュケがうれしい。

 鉱山の拡大という観点を強調。

 最初のバージョンでは、リデュケがかなり不機嫌だった。しかし物語が進むにつれ、リデュケは常に前向きだという個性が確立してきたので、そぐわなくなった。明るい雰囲気に。

 種族間バランスの話は二章に入れたので大幅短縮

 ★後半、新規パート。ヒルダの悪夢。最終話の伏線。


・無人歩兵小隊→ゲーミング令嬢

 転生者が運ばれてくる冗長な描写をカット

 ヒルダが最初からいる

 操演盤の説明はそのまま

 eSportsネタを追加

 リデュケは流れでやることになる(前はなぜか領主がやれと言っていた。理由がない)


・操演訓練①~②→一話に統合 実時間戦略に改題

 前半は原型が残っている

 プレイ描写を半減

 転生者の顔を見てどうこう、絶滅の碑文をカット(これはもともと週刊投稿の際にネタが尽きたから入れたものだったので不要)

 ★後半に新規パート。アキシュメラが戦略について語る。タイトル回収回。


・転生者とエントロピー

 ★中盤に永久機関の話




◆五章

・婚約と武器商人


 冒頭テラリウムがどうこうをカット

 カルヴィンが死という資源を投資とか言い出す(資本主義要素)

 (自国内では死という資源は有限なので独占しなければならない。異種族を開拓すれば無限に近くなる。修正前は種族差別メインだったが、カルヴィンにとってそれはヒルダに気に入られるためのポーズでしかない)

 ハンターギルドどうこうをカット

 リデュケ登場以降の議論をそこそこ修正

 ★タイトル回収回に

 料理回の議論「上位種族が原始的種族に干渉してよいのか」に言及

 カルヴィンがヒルダに泣きつく感じで終わっていたのがダサかったので少し改善


◆六章

・開戦

 全体的に短縮調整


・援軍

 冒頭にRTSの説明要素

 アンデッド軍のユニットの多様さを短く描写

 チートスキルの冗長な描写をカット

 甲虫型モンスターの描写(二行程度)

 ヒルダがリデュケと通話、援軍を待てとかいうシーンをカット

 

・骸の王

 王との初対面でいろいろな言語を使う場面をカット

 ★プログラミング言語で話しかける(演目用の言語)

 屍者の帝国へのオマージュ要素追加

 リデュケは協力するフリをして情報を引き出すという描写を追加(王がいきなりペラペラ説明するのは不自然なので)


・真相

 色々調整

 思想警察スキル=知識チートを監視するスキルの追加

 魔王を演じたのさ みたいな終わり方をカット(ダサいので)


・公式転生者

 若干の調整

 王のビームは口からじゃなく目から出ることに(口は吸熱用)

 ヒルダが現れたときヒルダの名前を出さないのがわかりにくいので出す

 

・チートスキルとホログラフィー原理

 若干調整 特に追加要素なし

 またなにかやっちゃいました?みたいなネタを削除(寒いので)


・無限に青い光

 特に変更なし



公募までの最後の大幅改稿になります。時間的に。お疲れ様でした。




4/11

 v1.6

◇応募後の変更

・縦書き用に色々編集 

・転生者6番→〈06〉 6番はあまりにもなネーミングなので

 縦書き用なので表記がおかしいかも

・引用符“”→〝〟 ダブルミニュート

・結局ドラゴンの進化回は消せず、次の『援軍要請』を消して『ドライアドの森』に統合。話数が1マイナス。ドラゴン回は要らないんだけど中に酸素濃度がどうこうの話が入っていて、これがないとリデュケが何を研究したかったのかさっぱりになる。あってもよくわからんのだけど。王に話を聞くだけでは研究っぽくない。

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