文学事始之次第

紫藤夜半

はじめに

 こんにちは、はじめまして。もしくはお久しぶりです。紫藤夜半と申します。

 フリーライター名乗ってるくせして、新人賞応募最低ラインである10万字すら、数えるほどしか書ききったことのない、底辺です。

 もちろんそんな体たらくでライターとして食っていけるわけないので本業は別にあるわけですが。


 そんな底辺が書く、文章創作術。

 そうです。役に立つはずがありません。

 役に立つはずがないとわかっているのに、なぜ書くのか。

 現実から逃避したいからです。主に迫りくる締切と、ままならない人間関係という現実から。

 そして、逃避した先に何があるかと言えば、応募すらできずに落ちる原稿、クズの称号、ただでさえ皆無な社会的信用のさらなる失墜です。

 みなさんはこんな大人にならないでくださいね。


 僕のクズ具合は置いといて、本稿では僕が作品を書く際に気をつけていること、たとえば文章構成や心構えについて書きたいと思います。

 はじめに断っておきたいのは、ここで書くやり方は、あくまで僕のやり方、僕の意見でしかないということです。

 小説の書き方なんて十人十色ですから、僕の方法があう人もあわない人もいます。あわない人の方が多いと思います。

 ですので、「この方法が絶対正しい」だとか「この考え方ができない人はだめ」だなんて言うつもりはありませんし、そういうことを主張するものではありません。

 ただし、「これは個人の意見ですので」と言って文責から逃れるつもりもありません。

 もしも、「この記述は明らかに事実と反している」と思われる点がありましたら、コメントなどでいつでもご指摘いただきたいです。

 その上で、「確かにその通りだ」と思いましたら適宜訂正もしくはご説明します。「その通りだ」と思わなければスルーします。



 気軽にお茶でも飲みながら、お付き合いいただければ幸いです。

 それでは、はじまりはじまり。

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