『ローレンツの神隠し』ひもろぎさま

 それぞれ腹に一物抱えた知的な高校生たちが暗躍(?)する正統派青春ミステリーです。日常系学園ミステリーものとしては私がカクヨムで目にした中で随一です。


 思春期だからこその優しさ、不遜さ、高慢さ、残酷さ、傷つきやすさ――。だからこそ展開される謎にぐいぐいやられます。


 結末としてはすっきりするものでもないんですよね。良いことって言いきれるわけでもない。だから最終話まで読んだ後、また序文に戻ってしまいます。そうすると、なるほどなあ、このモノローグは贖罪だったりするのかなあ、と思います。私がそう感じるだけですよ! 感じ方は人それぞれですから。


『ローレンツの神隠し』

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054882209433

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