番外編①🐾厄介な相手に遭遇しました[対崎のお嬢様と遭遇しました]
昊洸を取り戻して数ヶ月。
街はクリスマスムードになっていました。
久しぶりに二人で
買い物に出たのが
よくなかったようで
まさか、対崎のお嬢様と
遭遇するとは思っていませんでした。
『げっ』
昊洸はあからさまに
嫌な表情(かお)をしました。
『気持ちはわかりますが
少しは抑えましょうよ』
苦笑混じりな笑顔で
宥めながら、早く
立ち去って
くださらないかと思いました。
これ以上、昊洸の
機嫌が悪くなるのは避けたいのです。
私もいい気はしないですしね。
『帰りましょうか、昊洸』
相手が立ち去る気配が
ないのならば、こちらから
動くしかありません。
『そうだな、深影さんへの
プレゼントも買ったし、
後は帰るだけだもんな』
対崎のお嬢様を無視して
帰ろとしたら、腕を掴まれました。
反対側は昊洸と手を繋いでいます。
「何であんたなのよ‼」
はぁ~
お馬鹿さんですね。
それは禁句でしたのに。
『その手を離せ』
繋いでいない方の手で
私の腕を掴んでいる
対崎のお嬢様の腕を
容赦なく捻りあげました。
痛そうですね(苦笑)
『それから、華瑠を侮辱するな』
あの後、どうにか
彼女を撒き、家に帰って来ました。
午後には深影さんが
来る予定ですから
急いで準備に取りかかりました。
午前中はちょっと
アクシデントがありましたが
夜は三人で楽しく過ごしました。
~end~
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