第28話 起きたよ 😆🎶✨

 どうやらボクは、まだ生きているようだ。

 冷房が効いているのか、かなり辺りは涼しい。

 さっきよりずっと過ごしやすかった。


 けれども咽喉の渇きは全くいやされていない。


「ゥッ…、ぐゥ……」

 屋内のベッドに移送されたようだ。

 ベッドの感触は柔らかく寝心地も快適だ。

 ボクはかすかに目を開き、周辺を見回そうとした。


「あ! 起きたよ 😆🎶✨」

 金髪のアリスがボクの顔を覗き込んでいた。

「ゥ…!!」

 ボクは驚いて小さく呻いた。


「じゃァ、早く水を飲ませて上げなさい。」

 Tiaraが冷静に命じた。


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