第26話 巨大地震

 車内にいる誰かが絶叫した。


 ゴッゴゴゴゴォォ~ー~~~ー

と聴いた事のない轟音が響いてきた。

「うッわァ~~~ー!!」

 ボクも有らん限りの声で叫んでいた。

 未体験の激震だ。


 トンネル内の黄色いナトリウム光がチカチカして不安をあおっていった。

「キャァァ~~~ー!!」

 隣りにいた美少女がボクに抱きついてきた。

 ボクも彼女を抱きしめた。

 

 その途端、バス内の照明が消え、辺りは真っ暗になった。


「うっわ~~~ーーーーー!!」

 バスが横転したようにボクらは座席から放りだされ床の上を転がった。

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